視力検査とメガネ

メガネ業界について

消費者ニーズに沿ったモデルを打ち出したメガネ業界

メガネ業界とは、名前の通りメガネの製造や販売を行う業界のことです。
メガネ業界は、主に2つのビジネス形態があります。

1つめは「卸売業などが介入する形態」です。
この形態は、卸売業がメガネのレンズやフレームなどを製造する部品メーカーから部品を仕入れます。
仕入れ後、各メガネ会社へ商品を卸し、消費者はその会社から商品を購入します。

この形態のネックは、消費者がメガネを購入するまで、2つの企業を経由していること。
そのぶん利益を上げるためには、メガネの価格を引き上げなければなりませんでした。

この問題を解消できるモデルとして、新しく生まれたのが「メガネ会社が直接販売するスタイル」です。
メガネ会社が商品の企画をはじめ、製造、販売といったすべての工程を担うことで、企業は消費者へ直接メガネを販売できるようになりました。

ちなみに、このビジネスモデルは「SPA方式(製造小売業)」と呼ばれ、ユニクロやZARAといったアパレル企業が導入しています。
そして、このSPA方式をメガネ業界にいち早く取り入れたのが「JINS」といわれています。

メガネ業界の規模は減少傾向にある

減少傾向の理由として、少子化による人口減少やコンタクトレンズの普及が挙げられます。また、SPA方式の導入により、メガネの低価格化が実現したことで、売上を伸ばすことが難しい現状です。

また、通販導入の難しさも課題として挙げられます。メガネを作るためには、視力検査や消費者に合うメガネかどうか、実際の試着が必須ともなるからです。

ただし、パソコン用やスポーツ用など、メガネはあらゆるシーンにおいて活用できるようになりました。
衣服と同様、メガネをファッションアイテムの一部として捉える人が増えれば、メガネの需要はこれまで以上に高まるだろうと予想されています。

メガネ業界に向いている人

お客様と接する仕事のため、コミュニケーションスキルが高い人が向いています。
中途やアルバイト経験がある新卒であれば、これまでの会社・職場で活かしたスキルが役立ちますし、学生寮・学生マンションに住んだ人であれば、そこでさまざまな学生と交流した経験を実務で活かせます。

また、お客様の好みや悩みを伺うため、聞き上手な人が適しています。
ファッションに興味がある人であれば、より一層お客様の希望に添えるメガネを勧められるでしょう。